前回の記事で不動産鑑定士が非常に難関であることをお伝えしました。
そこで、皆さんが気になるのは、独学で合格することは可能なのか?また、短期合格は可能なのか?ということだと思います。
結論から言うと、
「独学で合格するのはかなり困難」
「短期合格は可能」
です。
ただし、絶対に独学で合格するのは不可能であるとい言い切れません。
しかし、難関資格であり、試験範囲が大変広いため、独学でカバーするのには限界があります。
私は、通信講座を活用することをオススメします。
なぜなら、不動産鑑定士試験の合格者は、通信講座を活用し、効率的に勉強しているからです。
特に、不動産鑑定士試験の確かな実績のあるTACをオススメいたします。
また、通信講座を活用することで、短期合格が可能になります。
不動産鑑定士試験において、大変重要なのは、他の受験生(特にTAC受講生)が知っている知識を確実におさえてくことです。
逆にいうと、TAC受講生が知っている知識に関する問題を解けなければ、不合格だと思っていただいて間違いありません。
さらに言うと、TAC受講生が知らない知識は、試験で答えられなくても合格できます。
私がやたらとTACを勧めるので、TACの関係者ではないか?と疑う人がいるかもしれませんが、そのようなことは全くありません。
私はTACを信じて勉強したからこそ、合格を勝ち取れたと自信をもって言えます。
ただし、通信講座の費用は決して安いものではありません。
したがって、本気で不動産鑑定士になりたいと考えている人でなければ、時間とお金を無駄にすることになることは肝に銘じておいてください。
◇勉強時間
具体的にどのくらいの勉強時間が必要なのか?についてお伝えいたします。
他の資格と比較すると以下のとおりです。
弁護士 5000時間
公認会計士 3500時間
不動産鑑定士 2500時間
司法書士 3000時間
税理士 2500時間
中小企業診断士 1800時間
土地家屋調査士 1500時間
社会保険労務士 1500時間
宅建 500時間
ただし、一概に上記の時間で合格できるというわけではありません。
あくまで目安であることに留意してください。
個々が元々有している知識の量や勉強の質、直前期に勉強時間を十分に確保できるかどうかなどの要因次第では、上記勉強時間から大幅にはずれることもあり得ます。
ただ、確かに言えることは、中途半端な気持ちでは合格することは不可能ですし、プライベートな時間をすべて受験勉強に捧げるくらいの気持ちがないと合格は不可能でしょう。
合格した私が感じることは、頭の良しあしもあるかもしれませんが、「断固たる決意」及び「根性」が絶対的に必要です。
不動産鑑定士試験は、鑑定評価基準をほぼ全て暗記する必要があります。
暗記には、センスも多少必要ですが、きつくても鑑定評価基準を頭に叩き込む根性が必要なのです。
これから勉強を開始する人も、すでに勉強をしている人も予想以上に険しい道を行くのだという覚悟をして、勉強を頑張ってください。
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