こんにちは。「不動産事典どっとこむ」をいつもご覧いただきありがとうございます。
この「不動産事典どっとこむ」は、不動産関係や不動産鑑定士、中小企業診断士の資格取得のノウハウをお伝えしていますが、今回は、今流行りの仮想通貨について書いていきます。
皆さんは、仮想通貨と聞いてイメージができるでしょうか?
仮想通貨の中でも最も知名度が高いのは、ビットコインですね。
しかし、そのビットコインを含めた仮想通貨の仕組みや特徴について、あまりご存知の方は少ないかと思います。
中には、仮想通貨やビットコインって胡散臭いって思っている方も多いと思います。
ビットコインは今は価格が上昇しているけれども、もしかしたら数年後に価値はゼロになるのではないか?と考えている人が多いように思います。
しかし、私は今後、仮想通貨は加速度的に普及するのではないかと考えています。
なぜ私がそのように考えているかを今から説明していきます。
〇仮想通貨の仕組みや特徴は?
仮想通貨の大きな特徴は、管理者がいないことです。
管理者がいないというのは、どういうことか分かりにくいかもしれません。
例えば、皆さんが普段使う千円札や一万円札は、中央銀行である日本銀行が発行しています。
景気に合わせて、金融政策として、マネタリーベースの調整や金利のコントロールをしています。
これは、日本銀行が管理者であるということです。
また、セブンイレブンで使えるnanacoポイントは、セブンイレブンの運営会社が管理者ということになります。
セブンイレブンで買い物したら、nanacoポイントがもらえますよね。
しかし、仮想通貨は、管理者がいません。
取引をする当事者同士で直接やりとりをし、管理者が介入することはありません。
また、第二の特徴は、取引手数料が安くて早いことです。
例えば、海外送金をする場合、これまでは、時間と取引手数料(7%程度)が結構かかっていましたが、ビットコインの場合、時間と取引手数料が圧倒的に早く安くなるようです。
〇仮想通貨のすごさとは?
さて、仮想通貨のざっくりとしたイメージができたところ、私が思う仮想通貨のすごさを書いていきたいと思います。
あくまで、私の個人的な意見であるので、仮想通貨の専門家の意見ではないことにご留意ください。
仮想通貨の最大のすごさというのは、管理者がいないことです。
先述した仮想通貨の特徴そのままじゃないかと思うかもしれません。
そうではなく、これまでは中央集権的に中央銀行が金融政策をコントロールしていたのですが、この仮想通貨は中央集権的なコントロールとは全く逆の方向性を見い出していると言えると思います。
あのホリエモンも株式を通貨化しようとしていたんです。
通貨を発行するというのは、国家権力ですので、株式を通貨化することを、国家が恐れるのは無理もありません。
しかし、この仮想通貨は、その中央集権的なシステムを打破する革命的な仕組みと言えるのではないかと考えています。
〇仮想通貨が不動産業界に与える影響とは?
仮想通貨が不動産業界に与える影響を私は考えていましたが、直接的な影響は正直よく分かりません。
しかし、この仮想通貨の仕組みは、管理者が介在することなく、個人間でのやりとりを直接する仕組みですので、この考え方が普及することになることは必至だと考えています。
つまり、不動産の取引や価格、賃料に関する情報が個人間で直接つながることが予測されます。
さすがに不動産の取引情報や賃料に関する情報が普及してしまえば、不動産マーケットが崩れてしまうので、不動産関連の協会が阻止すると思いますが…
ただ、宅建業などの仲介業の付加価値が著しく低下する可能性はあります。
なぜなら、売りたい人と買いたい人のマッチングが容易にできる仕組みができている可能性が非常に高いからです。
一部の人間が情報を握っているという構図が崩れていく可能性があるということですね。
もしそうなった時に、どのように付加価値を提供することができるかが今後の企業の課題になるのだと思います。
今回は、仮想通貨というトレンドの話題について書いてみました。
長文をお読みいただきありがとうございました。
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