中小企業診断士に価値(メリット)はあるのか?

いつも不動産事典どっとこむをご愛読いただきありがとうございます。

本日は、中小企業診断士に価値、メリットがあるのか?という問いに対して、私の見解を述べてみようと思います。

そもそも中小企業診断士のことをよく知らない人もいるかと思いますので、ざっくりどんな資格かを説明しようと思います。

中小企業診断士とは、経済産業省が認めた唯一の経営コンサルタントとしての国家資格です。

ただ、大きな特徴としては、独占業務がないということです。

「独占業務がないのなら、中小企業診断士という資格なんて必要ないのでは?」と考える人は多いと思います。

その意見は、的を射ており、人によっては必要ないかもしれません。

しかし、私は、中小企業診断士には、ちゃんと価値、メリットがあると考えています。

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①幅広い知識

一つ目のメリットは、中小企業診断士を勉強する過程で幅広い知識を学ぶことができることです。

中小企業診断士は、1次試験と2次試験があり、企業経営理論、運営管理、経済学、財務・会計、経営情報システム、経営法務、中小企業施策を学習します。

幅広い範囲の知識を身につけることができることから、皆さんが普段持つことがない視点で、ものごとを捉えることができるようになります。

②有資格者としての担保

二つ目のメリットは、中小企業診断士という資格を持っていることで、最低限の知識を有していることを担保することができます。

初対面の人に対しては、中小企業診断士を有していれば、「本当にこの人は大丈夫か?」という疑問を抱かれる可能性を低くすることができます。

ただし、この中小企業診断士の効果は、最初だけです。

それ以降は、その人次第ということになります。

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③実行可能な具体的提案が可能

3つ目は、実行可能な具体的提案が可能であるという点です。

中小企業診断士の価値は、まさしくここにあると考えています。

中小企業診断士は、経営者にあれこれアドバイスするというより、経営者に寄り添って、経営者のサポートをするという認識の方が正しいと思います。

経営者に信頼されなければ、価値はありません。

また、仕業といえば、現場を知らない評論家のようなイメージを持っている人は多いかもしれません。

実際に、不動産鑑定の仕事をしていると、実際の不動産開発と机上の不動産開発の想定では、かなり乖離があると実感します。

私は、不動産開発の実務と不動産鑑定の実務の両方の経験があるため、特にこの乖離を痛感しました。

しかし、中小企業診断士は、違います。

中小企業診断士の提案内容を経営者が実行しなければ、価値はありません。

したがって、より具体的かつ実行可能な提案をするとともに、経営者との信頼関係が非常に重要となります。

④中小企業診断士のネットワークが広がる

最後に、中小企業診断士を取得すると、診断士同士のネットワークが広がります。

診断士は、個人個人で専門分野が異なることから、様々な業界の情報を入手することができます。

診断士の集まりもありますので、有益な情報を得られることもあります。

中小企業診断士でなければ、このようなチャンスはないので、中小企業診断士ネットワークを得られることも非常に価値のあることだと思います。

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