デューデリジェンスとは?概要、目的、種類について分かりやすく解説!

デューデリジェンスとは?

デューデリジェンスという言葉を聞いたことある人は多くないのではないでしょうか。

デューデリジェンスは英語で「Due Diligence」と書きます。

簡単に言うと、事業や財務、法律などの各面に対して調査をすることを言います。

事業デューデリジェンスであれば、経営コンサルタントや中小企業診断士

財務デューデリジェンスであれば、公認会計士や税理士

法務デューデリジェンスであれば、弁護士

など各分野の専門家が調査をします。

デューデリジェンスの目的

それでは、なぜデューデリジェンスが必要なのでしょうか。

例えば、M&Aをする場合、買収対象となる企業のデューデリジェンスをしなければ、様々な問題が発生する可能性があります。

実は買収するメリットとなるような経営資源やビジネスの仕組みが存在していない、自社のビジネスとはシナジーが発揮されない、買収価格が適正かどうか分からないなどの問題が発生するかもしれません。

つまり、デューデリジェンスは、M&Aや事業再生、不動産の売買などにおけるリスクをきちんと把握することが目的です。

難しく書きましたが、結婚相手を探す時も皆さんはデューデリジェンスをしているんです。

結婚することが一つの目的だとすると、結婚相手となる候補を探して、その相手のプロフィールをチェックするはずです。年収、出身、仕事内容など様々な要素を確認すると思いますが、実はこれもデューデリジェンスなんです。

 

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デューデリジェンスの種類

デューデリジェンスと言っても、様々な種類があります。

各種類のデューデリジェンスに対して、専門家が存在するので、デューデリジェンスを実施する目的に応じて適切な専門家に依頼する必要があります。

①ビジネスデューデリジェンス

ビジネスデューデリジェンスは、事業の内容やリスク、競合優位性などについて調査し、把握することです。

通常は、経営コンサルタントや中小企業診断士などが実施することになります。

ビジネスデューデリジェンスをすることで、M&Aによるリスクやシナジーを把握することで、本当にM&Aをすべきなのかの判断材料にすることになります。

 

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②財務デューデリジェンス

財務デューデリジェンスは、公認会計士、監査法人が実施し、会社の財務内容について調査することを言います。

キャッシュフローが回っているか、過去の収支の実績を踏まえた将来の収益の見込み、不正経理がないか、簿外債務がないかなどについて調査をします。

③税務デューデリジェンス

税務デューデリジェンスは、対象会社の税務関係の判断を行うための調査です。

通常は、税理士法人、税理士が実施します。

④法務デューデリジェンス

法務デューデリジェンスは、対象会社が契約違反などないか、事業の許認可は取得しているか、訴訟の事実はないかなどについて法的側面の調査を行うものです。

法律事務所、弁護士に依頼することになります。

法務デューデリジェンスにより法的リスクを把握していない場合、訴訟などにより無駄な費用を支払わなければならないことにもなりかねません。

⑤不動産デューデリジェンス

不動産デューデリジェンスは、対象会社の保有する不動産についての調査を言います。

不動産デューデリジェンスは、不動産鑑定会社、不動産鑑定士が実施し、不動産の法令遵守状況を確認し、その不動産がいくらの価値があるのかを把握します。

 

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