働きながら不動産鑑定士に合格するために必要な3つのこと

働きながら不動産鑑定士、中小企業診断士になった「ズーヤン」です。

実は仕事をしながら不動産鑑定士、中小企業診断士の両方に合格した人って日本にほとんどいません。

この記事は次のような人向けに書いています。

「働きながら不動産鑑定士に合格なんてできるの?」と考えている人
「働きながら不動産鑑定士に合格するのに、何か特別な能力が必要なんじゃないの?」と感じている人
「働きながら本気で不動産鑑定士になりたい」と考えている人
 

この記事では、働きながら不動産鑑定士に合格したい人の「どうやったら合格できるの?」という疑問や悩みを解消します。

結論から言います。

働きながら不動産鑑定士に合格するのに特別な才能は必要ありません。ただし、身を削るような努力が必要になります。
 

身を削るような努力って普通できない!って考えていませんか?

それは思い込みですよ。

誰でもマインドセット(心構え)ができれば、身を削るような努力をすることができます。

「自分には学歴がないし…」

学歴も関係ないです。

私の知り合いの不動産鑑定士には世間一般でいう高学歴じゃない人もたくさんいます。

誰にでもチャンスはあるので、この記事を見て働きながら不動産鑑定士に合格できそうかを判断してみたらどうでしょうか?

 

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1.不動産鑑定士の試験概要

この記事を読んでいるあなたは、不動産鑑定士試験についてあまりよく知らないと思いますので、不動産鑑定士試験の概要について説明します。

不動産鑑定士試験は大きく2つの試験に分かれています。

第一関門:短答式試験

第二関門:論文式試験

短答式試験は、マーク式試験のことで、①鑑定理論、②行政法規の2科目で構成されています。

論文式試験は、記述式の試験のことで、①鑑定理論×2、②鑑定理論(演習)、③民法、④会計学、⑤経済学の計6科目で構成されています。

短答式試験の合格率は30%程度、論文式試験の合格率は15%程度です。

短答式試験に合格すれば、合格した年を含めて3年間論文式試験を受験することができます。

もし、3年以内に論文式試験に合格することができなければ、もう一度短答式試験を受験し直さなければなりません。

2.働きながら受験する人ってどのくらいいるの?

実際に働きながら受験する人はどのくらいいると思いますか?

私の感覚ですが、ざっくりこんな感じだと思います。(ちゃんと統計を取っている訳ではありませんが)

・短答式試験受験者のうち働きながら受験する人の割合→5070%くらい

・論文式試験受験者のうち働きながら受験する人の割合→2050%くらい

さて、論文式試験合格者のうち働きながら合格する人の割合はどのくらいだと思いますか?

働きながら合格する人→5%以下

この「働きながら」というのは会社に所属して、会社のバックアップがあって受験する人を除きます。

というのも、金融機関やデベロッパーには不動産鑑定士の受験のために仕事を休ませて、受験に専念させている場合があるからです。

これらの人は実質的に働きながら受験している訳ではないので、働きながら不動産鑑定士に合格した人に含めていません。

ちなみに、私は多くの不動産鑑定士と知り合いですが、私以外で働きながら合格している人は、1人しか会ったことありません。

3.働きながら合格するための超大切な3つのポイント

働きながら不動産鑑定士に合格するって意外と難しいかもしれませんが、不可能ではありません。

ここからが本題です。

あなたに働きながら不動産鑑定士に合格するための超大切な3つのポイントをお伝えします。

①心構え
②時間管理
③暗記と理解の高速回転
 

この3つを満たすことができれば、あなたは働きながらでも不動産鑑定士に合格することができます。

3つのポイントについて詳しく見ていきましょう。

 

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①心構え

1つ目のポイントは、心構えです。

この心構えができていなければ、働きながら不動産鑑定士に合格することは不可能です。

「そんなこと言っても心構えって具体的に何?」と疑問に思うかもしれません。

心構え=覚悟 と考えて頂ければ分かりやすいのではないでしょうか。

覚悟というのは、不動産鑑定士になるために何もかも捨てて、絶対に合格するぞ!という気持ちのことです。

実はこの心構えというのが最も大事です。

私の場合、不動産鑑定士の論文式試験を受験するときに、大好きなお酒を捨てました。

追い込みの時期のラスト5カ月間は、お酒を一滴も飲みませんでした。

会社の同期や上司との飲み会もすべて断りました。

仕事をしている時以外は、すべて不動産鑑定士試験のことだけを考えていました。

②時間管理

2つ目のポイントは、時間管理です。

時間管理と言っても、スケジュール管理とは違います。

ここでいう時間管理とは2つの意味があります。

・ちょっとしたスキマ時間をかき集めまくる
・無駄な時間をすべて捨てる
 

この2つを実行するためには、①心構えができていないとできません。

私の場合、歩いている時間はすべて鑑定理論や民法、会計基準の暗記に使いました。

仕事中にトイレに行くときには、鑑定理論の一部を暗記しながらトイレに行っていました。

寝るときは、自分の声で録音した鑑定評価基準を聞きながら寝ていました。

これくらいやれば、あなたも働きながら不動産鑑定士に合格できます。

③暗記と理解の高速回転

3つ目のポイントは、暗記と理解の高速回転です。

暗記と理解どっちが大事ですか?という質問をよく聞きます。

答えは簡単です。

暗記と理解は両方大事です。

順番でいくと、理解が先です。

ただし、完全に理解しなくてもOKです。

理解→暗記→理解→暗記→理解・・・・・
 

理解と暗記を繰り返していると、自然と深く理解することができ、暗記をすることができます。

この理解と暗記のループを高速回転することができれば、不動産鑑定士に合格することができます。

私の場合、試験直前には、目をつぶると鑑定評価基準が自然と聞こえてくるレベルにまで達していました。

ほぼすべての鑑定評価基準を暗記することができました。

もともと暗記は超苦手だったのですが、ここまで暗記をすることができたのは、理解と暗記を高速回転したおかげです。

4.まとめ

いかがでしょうか。

働きながら不動産鑑定士試験に合格するための3つのポイントをお伝えしてきました。

もう一度、書いておきますね。

①心構え
②時間管理
③暗記と理解の高速回転

この3つを満たすことができれば、あなたも働きながら不動産鑑定士に合格することができます。

この記事が、不動産鑑定士を目指すあなたのお役に立てば幸いです。

 

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