あなたは容積率と建ぺい率の違いを知っていますか?
何か建築に関連する専門用語だということはご存知かもしれません。
しかし、容積率と建ぺい率を知らないと、せっかく土地を購入したのに、思い描いていた家を建築することができない!なんてことが実際に起こり得るんです。
この原因は……..容積率と建ぺい率なんです。
自分に関係ないと思っていても、容積率と建ぺい率に思わぬ落とし穴が潜んでいることがあります。
そこで、今回は容積率と建ぺい率について、違い含めて解説していきたいと思います。
容積率とは?
容積率とは、敷地面積に対する建物の床面積の割合をいいます。
言葉だけで説明しても分かりにくいので、下のイメージ図をご覧ください。
200㎡の土地を購入し、床面積合計160㎡の家を建築する場合、下記の計算により使用している容積率は80%となります。
容積率=160㎡÷200㎡=80%
容積率のイメージが分かったところで、なぜ、思い描いていた家を建築できない場合があるのでしょうか?
それは、それぞれの土地には用途地域というものが定められており、その土地の上限の容積率と建ぺい率が定められているからなんです。
例えば、上記のような敷地200㎡の土地で、容積率の上限が80%だったとしましょう。
このとき、床面積の合計は160㎡が上限となってしまいます。
もし、あなたが床面積合計300㎡の家を建築したいと考えていた場合、容積率の上限を超過してしまい、家を建築することができません。
こんな思わぬ落とし穴に引っかからないように、必ず指定されている容積率を確認しましょう。
建ぺい率とは?
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合をいいます。
こちらも図を見れば、分かりやすいかもしれません。
建築面積というのは、下の図の青色部分の面積をいいます。
敷地面積200㎡で建築面積120㎡の場合、建ぺい率は60%となります。
建ぺい率=120㎡÷200㎡=60%
しかし、建ぺい率にはどのような落とし穴が潜んでいるのでしょうか?
例えば、あなたが敷地面積200㎡の土地(建ぺい率の制限60%)を購入して、建築面積170㎡の家を建てる計画を立てていたとしましょう。
土地がそこまで大きくなくても、建てる家はなるべく大きくしたいと考える人は多いと思います。
しかし、このとき、あなたが計画している家の建ぺい率は、制限の60%をオーバーしています。
170㎡÷200㎡=85%>60%
こうなってしまえば、あなたが思い描いていた家を建てることはできなくなってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
容積率と建ぺい率なんて、不動産業者じゃないんだから関係ない!なんて甘く見ていたら危険です。
一生に一度の大きな買い物で後悔したくないですよね?
あなたが絶対に後悔しないために、容積率と建ぺい率は、土地を購入する前に必ず確認しましょう。
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