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本日は、中小企業診断士の価値、メリット、魅力について書いていきたいと思います。
中小企業診断士とは?
そもそも、中小企業診断士について、よく知らない人もいるかもしれません。
中小企業診断士というのは、国が唯一認めた経営コンサルタントの国家資格です。
受験資格はないので、誰でも受験することができます。
サラリーマンに人気の資格一位というランキングを発表している新聞もありました。
しかし、資格取得は、意外と難しいんです。
◆1次試験
①経済学・経済政策
②財務・会計
③企業経営理論
④運営管理(オペレーション・マネジメント)
⑤経営法務
⑥経営情報システム
⑦中小企業経営・中小企業政策
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◆2次試験
事例Ⅰ 組織論
事例Ⅱ マーケティング
事例Ⅲ 運営管理
事例Ⅳ 財務・会計
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中小企業診断士の価値、メリット、魅力とは?
さて、中小企業診断士の概要について、ご理解いただいたので、本題に入っていきたいと思います。
中小企業診断士の仕事のうち、経営コンサルは、企業を診断し、適切な助言をすることで、企業を健全もしくはより良くすることです。
これは、医者と同じことだと私は捉えています。
医者は、患者(人)の悪いところを見つけて、そのための治療をすることで、患者を健康にする仕事です。
医者と中小企業診断士の違いは、その対象が人か会社であるかという違いだと思います。
つまり、中小企業診断士の仕事は、非常に責任が重い仕事であるといえます。
中小企業診断士の人が、診断を間違うと会社は死んでしまう(倒産する)可能性があります。
会社が倒産するということは、会社に属している人を路頭に迷わせてしまうことに直結します。
したがって、中小企業診断士というのは、非常に価値があり、魅力的な資格であると私は考えています。
中小企業診断士という資格の課題とは?
このように、存在意義のある魅力的な中小企業診断士という資格ですが、実態としては、中小企業診断士という資格を取得した後、何をしたらよいか分からないという人が非常に多いです。
中小企業診断士の仲間と定期的に会ったりするなど、繋がりができることは確かです。
しかし、その能力を活用している人は非常に少ないという印象です。
これは、本当にもったいないことです。
確かに、サラリーマンとしての見識が広がったという人は多いですが、その能力を活かしきれているかというと、そうでもないかと思います。
この原因は、やはり独占業務がないことであることは、間違いないです。
しかし、根本的なこととして、資格を取得して、満足することが非常に多いことが本当の原因であると考えています。
受験資格がないので、いろんな人が受験しますが、資格を取得することが目的になっている人が多いです。
資格取得は、目的ではなく、手段でしかないことを理解するべきです。
特に、受験生の方は、資格を取得して、何を実現したいのかを明確に意識することをオススメします。
そうすることで、試験合格後の燃え尽き症候群になってしまうことを避けることができ、中小企業診断士が自発的に活躍して、世の中の発展に寄与することができるからです。
この記事が受験生や中小企業診断士の皆様にお役に立てば幸いです。
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