意外と知らないSWOT分析とクロスSWOT分析とは?活用法を紹介!

不動産鑑定士、中小企業診断士のズーヤンです。

中小企業診断士の勉強をしたり、会社の強みや弱み、外部環境を分析する際に、SWOT分析やクロスSWOT分析という言葉を聞いて、どうやって活用すればいいの?と疑問に思っていませんか?

あなたはこの記事を読むことで、SWOT分析やクロスSWOT分析の内容や活用法を知ることができます。

そこで、この記事ではSWOT分析とクロスSWOT分析の内容と活用法について解説していきますので、あなたの勉強やビジネスのお役に立てれば幸いです。

 

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そもそもSWOT分析とは?

SWOT分析とは、企業の内部環境の要因である「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」と外部環境の要因である「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」のイニシャルからとった分析です。

強みとは、目的達成のために有効な自社の経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)を指します。

弱みとは、目的達成のために、自社が克服する必要がある、もしくは、切り捨てる必要がある経営資源を指します。

機会とは、自社にとって追い風となる外部環境を指します。

脅威とは、自社にとって向かい風となる外部環境を指します。

内部環境と外部環境の大きな違いは、自社の影響力が及ぶか否かです。

内部環境は自社の影響力が及びますが、外部環境には自社の影響力が及びません。つまり、外部環境は、自社で変えることができないものをいいます。

SWOT分析以外にも分析手法はあります。

内部環境を分析する手法としては、4P分析やバリューチェーン分析があります。

外部環境を分析する手法としては、3C分析、5フォース分析、PEST分析があります。

これらの分析は、それぞれ独立しているものではなく、相互に関連しているものなので、分析をする際には、各分析の整合性を取る必要があります。

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なぜSWOT分析が必要なのか?

SWOT分析をなぜするのか?

それは、SWOT分析をすることで、「情報を整理すること」「経営の方向性を決定すること」に役立てることができるからです。

情報を整理できる
経営の方向性の決定に役立てることができる

もちろん、SWOT分析をしなくても自然と強みや弱み、市場状況などの外部環境を捉えて、情報を整理したり、経営の方向性を定めることができる人もいることでしょう。

しかし、抜け漏れなく、さまざまな切り口で情報を整理するためには、SWOT分析ががやはり有効となります。

SWOT分析の進め方は?

STEP1 SWOT分析をする目的を明確化

まずはSWOT分析をする目的を明確にします。

SWOT分析をすることで、ビジネスモデルの見直しがしたいのか、マーケティングをしたいのか、新商品をつくりたいのか、などの目的を明確にする必要があります。なぜなら、目的次第で情報の整理の仕方や経営の方向性の決定の仕方が変わってくるからです。

STEP2 強み、弱み、機会、脅威を整理(情報整理)

SWOT分析をする目的を明確にしたら、強み、弱み、機会、脅威を整理していきます。実務的に気を付けないといけないのは、内部環境か外部環境かの整理はできるのですが、内部環境が強みなのか弱みなのか、外部環境が機会なのか脅威なのか判断が難しい場合があるので、STEP1の目的を踏まえて、情報を整理しましょう。

STEP3 クロスSWOT分析(経営の方向性を決定)

最後にクロスSWOT分析をします。

理論上は、4つのマスがあるように4つの方向性というのが考えられるですが、中小企業診断士という立場から言うと、経営資源の乏しい中小企業の場合、弱みを克服する余裕がない場合が多いので、強みをいかに活かすかにフォーカスして検討する場合があります。

まとめ

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